合同企業説明会で中小企業の母集団形成を成功させる|対面・オペレーション・動線設計の4つのポイント


お世話になっております、Strobolightsの羽田でございます。 母集団形成が難しくなっている昨今の新卒採用マーケットにおいて、合同企業説明会は改めて注目すべきソリューションになっています。ナビサイトだけでは発見してもらえなくなり、スカウト送信企業が急増したことでウェブ上での埋没リスクも高まっています。一方、合同企業説明会はテキストや画像だけでなく、直接企業の魅力を伝えられる点で「伝わり度」がまったく異なります。うまく機能させることができれば、非常にコストパフォーマンスの高い採用手法になりえます。

ただし、ただ出展すればいいというわけではありません。どんな合同説明会に出るのか、その場でどう伝えるか、どんなオペレーションをするか——これらの設計次第で結果は大きく変わります。良くも悪くも学生に伝わりやすい手段であるがゆえに、やり方を誤れば志望度を下げるリスクにもなります。

本記事では、合同企業説明会を母集団形成につなげるための4つの重要ポイントについて、成功パターン・失敗パターンを交えながら解説します。

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ポイント① 対面型合説に出展する

合同企業説明会もオンライン型と対面型があります。オンライン開催は参加人数を集めやすく、企業側の負担も少ないというメリットがあります。しかし「そこから採用にどれだけつながったか」という観点で見ると、転換率は正直高くありません。

仮にオンライン合説で100人と接触し、100万円の参画費をかけたとしても、最終的に採用できるのが1〜2名にとどまれば採用単価は非常に高くなります。接触数をKPIにするのであればオンラインでも成立するかもしれませんが、採用につなげることを最終目的とするなら、接触できる学生数がオンラインより少なくとも、対面で直接コミュニケーションをとることの価値は大きいのではないでしょうか。

母集団形成が難しくなっている昨今、たくさんの母集団を集めるよりは接触した学生をいかに選考に繋げるか、の方が大切です。であるならば、伝わり度が全く違う対面型合説の方が最終的な成果は得やすいでしょう。

対面型は1日拘束されることも多く、負担は確かに大きいのですが・・・。

ポイント② 「誰が学生の前に立つか」を設計する

当たり前に聞こえるかもしれませんが、意外と軽視されがちなのが合説の登壇者の選定です。

最近の学生は、自分たちに寄り添ってくれると感じられる企業の選考に参加しやすい傾向があります。「採用なのにホスピタリティが必要なのか」と感じる採用担当者の方もいると思いますし、正直、私もそう思います。ただ、実際問題として、学生に対して高圧的な態度をとる企業は支持されません。

特に注意が必要なのは、いわゆる「昭和型の威圧的なスタンス」で学生に接してしまうケースです。社内のリソース上やむを得ない場面もあることは理解していますが、せっかく高額なブース出展費をかけても、学生が「話しかけにくい」と感じてしまえば機会損失になります。

担当者の年齢や性別ではなく、「学生に対して誠実に、ときに厳しいことも含めて向き合えるか」という姿勢が大切です。業界・企業名の知名度が高くない企業ほど、この点は採用成否に直結します。

ポイント③ オペレーションをきちんと整える

皆さんも飲み会やイベントで、段取りが悪い幹事・司会がいるとテンションが下がりますよね。学生にとっての就活イベントも同じです。人事担当者の段取りや仕切りが悪いだけで、学生のイベント満足度は下がります。そしてそれは、そのままその企業への志望度の低下につながります。

合同説明会におけるオペレーションで意識すべき主な要素は以下のとおりです。

  • スライド切り替えや資料配布のタイミング・役割分担の明確化
  • ブースに立ち寄った学生への声かけ
  • 質疑応答での誠実かつ明確な回答(ネガティブな情報も含めて)

特に質疑応答の対応は志望度に大きく影響します。「いい答えを返すこと」ではなく、「堂々と、はっきり答えること」が重要です。都合の悪い情報や厳しい現実もごまかさずに伝える担当者の姿勢は、学生の目線では「入社後も社員に誠実な会社なんだな」という企業イメージの形成につながります。反対に段取りが悪い、答えをごまかす——そういった印象は、入社後の対応にも悪いイメージを抱かせてしまうのです。

ポイント④ その後の動線設計を事前に整えておく

意外と多いのが、「合同説明会には出展するが、その後の動線が整っていない」というケースです。

合同説明会はあくまで接点形成の場です。その後にインターンシップ・仕事体験・会社説明会など、興味を持った学生が次のステップに進める機会を、1〜2週間後、遅くとも1ヶ月以内に複数日程用意しておくことが基本です。「少しでも興味があれば参加してください」と案内できる状態を、説明会当日の段階で整えておく必要があります。

一方でよくある失敗パターンが、日程も決まっていない段階で「まずはプレエントリーをお願いします」と案内するやり方です。よほど強いインパクトを与えられる企業でない限り、学生がプレエントリーするインセンティブにはなりません。

また、対面の合同説明会において特に注意したいのが、その場での強引な登録誘導です。LINEの友だち登録やプレエントリーをスタッフが一人ひとりについてその場でさせるような対応は、学生の印象を大きく損ないます。

当日のコンバージョンをKPIにするのであれば、それはそれで一つの手法かもしれません。しかし、LINEへの登録やプレエントリーはあくまで採用というゴールに向かうプロセスです。外発的な動機で無理やり登録させられた学生は、興味を持っていたとしても、その時点で萎えてしまいます。

理想は、QRコードが記載されたカードを配布して「良かったら登録してみてください」と案内する程度にとどめ、学生が自発的に行動したくなる仕掛けをつくることです。


まとめ

合同企業説明会を母集団形成に活かすための4つのポイントをまとめます。

  1. 対面型を優先する——オンラインは接触数は稼ぎやすいが、採用転換率で見るとコスパは低い
  2. 登壇者・担当者を設計する——誠実に学生と向き合える人材を配置する
  3. オペレーションを整える——段取りの良さと誠実な質疑対応が企業イメージを形成する
  4. 次の動線を事前に用意する——1ヶ月以内の複数日程を準備し、強引な登録誘導は避ける

母集団形成の難易度が上がっている今、合同企業説明会の「質」を高めることが中小・中堅企業の採用競争力に直結します。出展前に一度、この4つの観点でブース設計を見直してみてください。

合同説明会の選定や運営設計についてのご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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